NYインディーズの現在 What’s happening with NY Indies.

NYで次作のNYローカルのプロデューサー候補とミーティングを重ねる中、フィルム・メーカーの友人たちとも再会。

Ramin Bahrani は、現在新作「Goodbye Solo」(ベネチア映画祭国際批評家連盟賞受賞)が全米公開中。現在、メール・インターネットを遮断して夏中新作の脚本を執筆中だそう。内容は口外できないが、参照体系の映画について意気投合した。Anthony Mann の西部劇”Naked Spur”, “Bent of the River”, “Man of West”, “T-men”(西部劇ではないが)等々。Mann が描いた、残酷で暗い過去に取り憑かれその恐怖に怯えながら少しでも善人として生きようとするカウボーイたちは、Eastwoodに少なからず影響を及ぼしたのではないか。そして、男たちに自分も制御できない自らの暴力性の発露、暴発に驚愕する瞬間が必ず訪れる。これも視覚的な突出が、物語の説明よりも常に先行するという点でMann的であると思う。

Ramin はOlivier Assayas対して辛辣だった。近作は全て「フランス」的フレーバーを存分に利用した企画で、同じ物語をイランや日本に移植してもなんら機能しない、つまり映画としての価値がない作品だ、とのこと。彼は「冷たい水」など初期作品を見ておらず、偏っている面はあるものの、彼の近作(「イルマ・ヴェップ」以降の作品)が刺激に満ちてはいるものの、どこか映画としての画面の充実とは異なる方向へ向かっていることは確かである。Raminの指摘はまさしくその点を突いているものだ。NOISE のKim Gordon の身体性(これはこれでスゴイ)と、物語の接点を狙っているのだろうが、どこかいつも大きく風呂敷を広げつつも、詰めが甘い印象が残る。”Clean”のマギー・チャンの最後のレコーディングは、明らかに下手。期待を込めて画面を注視するラストだけに、その裏切りは殆どショッキングであり、あれを良としたAssayasはどこかポイントがずれていると言わねばならない。

その後、ベルリンで会ったSo Yong Kim (”Treeless Mountain”)と Brad (“Exploding Girl”)夫婦の家へ。SO Yongは今イスタンブールの映画祭へ行っていると言うことで、Brad と彼らの娘Sky と歓談。”Exploding ~”は、この苦しいご時世なんとか配給されそうだと言うこと。

Brad, Ramin に紹介されたNY Times の記事、「Neo-Neo Realism (A.O. Scott, March 17, 2009)」。彼らはAmerican New Neo-Realism として、一つのニューウェーブと見なされているそうだ。それが本当にNew Wave なのかどうか?うーん。

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