November 13, 2009 by Atsushi Funahashi
過去をめざす視線がとらえがたい現在の先端でぴたりと焦点をむすぶ演出は秀逸である。東京の街がなお魅力的な被写体たりうることを実証してみせた貴重な作品と断言したい。
蓮實重彦(映画評論家)
炎上する五重塔の映像以上に、「不在」であるはずの塔が、
この町に住む人たちの心にいまも確固として存在していることに心を打たれた。
この映画が描くのは塔へのノスタルジーではなく、その「不在」の大きさである。
仲俣 暁生 (文芸批評家)
墓石を洗う老女の手、車椅子で歌う男の指に挟まれた煙草、自転車を駆る女・・・
舩橋淳は、それらのうちに降り積った記憶の襞を経巡りつつ、やがて五重塔を包む炎を、いまここに燃えたたせる。
上野 昂志 (評論家)
ドキュメンタリーとドラマと劇中劇が見事に溶け込んだ美しい映画。とくに普通の住民である演者加藤勝丕、小川美代子の人生の重さが胸に刻まれる。あとを継ぐ若い世代は邪険にされても,振り切られても彼らを追いかけなくてはならない。
未来とはいつも、歩いて来た道の終わりからはじまるのだから。
森 まゆみ (作家、雑誌「谷根千」編集人)
過去と現在、ドキュメントとフィクション、この世とあの世。谷の町は映画に境界を幾重にも用意する。
男の子・久喜(ひさき)の隙のない目つきが静かな緊張感を孕んでいる。その目つきが境界に支柱を通したのち炎で貫くのだ。
鈴木 卓爾 (俳優・映画監督『私は猫ストーカー』)
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November 13, 2009 by Atsushi Funahashi
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November 13, 2009 by Atsushi Funahashi
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November 13, 2009 by Atsushi Funahashi
建築ジャーナル11月号に『谷中暮色』のレビューが掲載されました。
ぜひご覧になってください。

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November 12, 2009 by Atsushi Funahashi

Jacques Tourneur 1947 97 min
RKO Studio
Robert Mitchum, Jane Greer, Kirk Douglas, Rhonda Fleming, Virginia Huston.
Daniel Mainwaring (Novel & screenplay)
Cinematography by Nicholas Musuraca
A great example of 40’s film noir with the perfect lighting, snappy dialogs, and ensemble cast of a detective, a gang and a femme fatale. Robert Mitchum’s hardboiled demeanor is a perfect match with the genre, especially with the dark lighting design of Tourneur. Witty lines between Jane Greer and Mitchum as she shifts her side from the gangs’ to Mitchum’s or vise versa is just as thrilling as Bogey’s in “The Big Sleep”. And it gives the ironical, sad beauty to the ending that the deaf and mute boy at the gas stand, who we think as just a sub character, is the only man who has observed everything – the light and shadow of the gangsters’ fated lives. It’s a true masterpiece!
まさに傑作。ローバート・ミッチャムの押し黙った、ふてぶてしい巨体に、ダブルのトレンチコートがこれほど似合うのは、その中に秘密の書類や銃など、サスペンスのキーとなる小道具が隠され、運ばれるからだろうか。探偵である彼とギャングたち(うち一人にまだ二作目のKirk Douglas も!)との皮肉や憎まれ口の応酬、ファム・ファタールのJane Greer との裏取引と恋の駆け引きが、ウィットの効いたセリフで決まりまくるのだから痺れてしまう。ターナーの光の演出は完璧で、ミッチャムが画面の隅にフレームインし、敵に分からぬよう忍び込むときの漆黒の影には感動するしかない。黒が黒いのだ!そして過去に囚われ、運命の闇に引きずり込まれる男と女たちは、やはりというか自縄自縛の結末へと向かうしかないのだが、そんなとき車のクラクションが聞こえない唖のガソリンスタンドの青年が、この闇と光をどの人物よりも深く洞察しているという点が、作品に味わいを与えている。
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November 10, 2009 by Atsushi Funahashi
遅れましたが、10月30日付けの上野経済新聞に掲載されました。以下、抜粋
作品ではフィクションとドキュメンタリーが融合した「ドキュ・フィクション」という手法を用い、ドキュメンタリー部分には、谷中の風景はもちろん、五重塔再建を唱える加藤勝丕さんや日蓮宗常在寺で墓守を務める小川三代子さんら谷中の人々も多数登場する。
また、松村浩行監督「TOCHKA」のトークイベントへお邪魔しました。その模様は、こちらのブログでどうぞ。
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November 8, 2009 by Atsushi Funahashi


8日、映画監督・脚本家・俳優の鈴木卓爾さんとトークイベントをやりました。主演の野村くんが近年の日本映画界には存在しない本来あるべき俳優としての魅力だ!とか、鈴木さん監督の「私は猫ストーカー」と同じ猫とおばちゃんがなんと「谷中暮色」にも登場しているとか、おもしろい対談でした!
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November 8, 2009 by Atsushi Funahashi

7日土曜日「谷中暮色」上映後のトークの模様です。やはり五重塔の炎上の映像は「ホンモノ?」という質問が多いですねーーどうなんでしょうか。ぜひ劇場で見て、確かめて下さい!
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November 7, 2009 by Atsushi Funahashi
群像12月号に拙文「『谷中暮色』あるいは下町ブームの裏側」が掲載されました。

>群像ホームページ
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November 7, 2009 by Atsushi Funahashi
文學界12月号に拙文「ジャーナリズムとシネフィリー」が掲載されました。
ぜひ書店で手に取ってみて下さい。

>文學界ホームページ
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